はればれのご案内

ゴミ屋敷の虫・ネズミ・におい・火事が気になるとき

虫やにおいは、
片付けを急ぐべきサインです。

公開日:2026年11月3日

虫・ネズミ・におい・火事は、条例でも名指しされている

大阪市の「ごみ屋敷」条例は、行政が対応する「不良な状態」を、物の堆積によってごきぶり・はえなどの害虫、ねずみ、悪臭が発生すること、または火災のおそれがあることなどで、周辺の生活環境が著しく損なわれている状態と定めています。

物が多いこと自体より、虫・ねずみ・におい・火事が、ご本人の健康やご近所の暮らしを損なうことが問題だ、ということです。逆にいえば、これらが出始めたら、片付けを急ぐべきサインです。

出典:大阪市「大阪市住居における物品等の堆積による不良な状態の適正化に関する条例」(本文)(2026年11月に確認)

なぜゴミ屋敷には虫やネズミが出るのか

理由中身
エサがある生ごみ、食べ残し、飲み残し、空き容器についた汚れが、ゴキブリ・コバエ・ネズミのエサになる
隠れる場所がある積み上がった物やダンボールのすき間が、すみかや巣になる
掃除ができない物が多くて床を掃除できず、ほこりや食べかすがたまり続ける
外から入りやすい物で窓やドアがきちんと閉まらない、すき間が増える

ダンボールは特に注意が必要です。すき間が多く、湿気も吸うため、虫が隠れたり卵を産んだりしやすい場所になります。

においの元は、ほとんどが「水気のあるごみ」

ゴミ屋敷のにおいの元になりやすいのは、生ごみ、飲み残しの入ったペットボトルや缶、ペットの排せつ物、カビ、湿った衣類などです。水気のあるごみは時間とともに腐り、においと虫の両方を呼びます。

片付けでは、まず水気のあるごみから袋に入れて口をしばり、ごみの日に出すことを優先します。においの多くは、これだけでかなり軽くなります。

壁紙や床にしみついたにおいは、片付けだけでは取れないことがあります。賃貸の場合、手入れを怠って生じた汚れやにおいは、退去のときに原状回復の費用を求められることがあります(→ 引越し・退去のとき)。

火事の危険:ほこりとコンセント

物がたまった部屋で特に怖いのが火事です。燃えやすい紙や衣類が多いうえ、コンセントのまわりにほこりがたまりやすいためです。

コンセントにプラグを差したまま長い間放っておくと、すき間にほこりがたまり、湿気を吸って電気の通り道ができ、火花が出て火事になることがあります。これを「トラッキング現象」といいます。堺市消防局は、電気製品を使っていなくても、プラグがコンセントに差さっているだけで起きると注意を呼びかけています。

大阪市消防局は、実際の火災の例として、共同住宅のリビングで衣類などを山積みにしていた床近くのコンセントに長年タップを差したままにしていたところ、プラグから火花が出て周りの物に燃え移り、一室が焼けた例を紹介しています。

  • 物に隠れたコンセントに、差しっぱなしのプラグがないか
  • 延長コードやタップが、物の下敷きになっていないか
  • 電気ストーブやこたつのまわりに、紙や衣類が積まれていないか
  • コンセントのまわりに、ほこりがたまっていないか

片付けのときは、物をどけたらコンセントまわりのほこりを取り、使っていないプラグは抜きます。液体がかかったコンセントは使わないようにします。

出典:大阪市消防局「トラッキング」(火災調査担当の現場レポート)/堺市消防局「トラッキング現象にご注意!!」(2026年11月に確認)

虫やネズミが出ているときの片付けの注意

  1. 1

    肌を出さない服装で

    長袖・長ズボン・手袋・マスクで作業します。ほこりやカビを吸い込まないよう、窓を開けて換気します。

  2. 2

    水気のあるごみから袋に

    生ごみや飲み残しなど、虫のエサになる物を先に袋に入れて口をしばります。

  3. 3

    ダンボールは早めに出す

    虫が隠れやすいダンボールは、たたんで資源ごみの日に早めに出します。

  4. 4

    手前から少しずつ

    物を一気に動かすと、隠れていた虫が一斉に出てきます。手前から少しずつ進めます。

  5. 5

    駆除は片付けのあとに

    物が多いままだと、薬剤が奥まで届きません。片付けで物を減らしてから駆除すると効きやすくなります。

殺虫剤や燻煙剤(くん煙剤)を使うときは、製品の説明書に従ってください。火災報知器や食器・ペットへの配慮が必要な製品もあります。

大阪市の相談先と、駆除は誰がするか

大阪市では、ネズミや衛生害虫に困っているときは、各区の保健福祉センター(生活環境業務担当)で防除方法などの相談を受け付けています。ただし、駆除は土地の所有者または管理者が自らの責任で行うもので、市は薬剤の配布や駆除は行っていないと案内しています。

こんなとき相談先の例
虫やネズミの防ぎ方を知りたい(大阪市)区の保健福祉センター 生活環境業務担当
賃貸に住んでいるまず管理会社・大家さんに相談(建物全体の駆除が必要なこともある)
近所のゴミ屋敷から虫やにおいが来る(大阪市)区役所の「ごみ屋敷」に関する相談窓口
駆除そのものを頼みたい害虫駆除の専門業者

出典:大阪市「衛生害虫等に関する相談について」/大阪市「いわゆる『ごみ屋敷』に関する相談窓口」(2026年11月に確認)

はればれにできること

はればれは、虫のエサやすみかになっている物の仕分け・分別・袋詰め、同じ敷地内への搬出、片付けたあとの簡単な掃除を行います。物が減ると、虫やにおいの元が減り、駆除や消臭もしやすくなります。

薬剤を使った害虫の駆除や、専門的な消臭は行っていません。必要な場合は、片付けのあとに専門の業者へご依頼ください。

はればれは、ごみを車に積んで持ち帰ること(収集・運搬・処分)は行いません。他人の家庭のごみを仕事として集めて運ぶには、市町村の許可(一般廃棄物収集運搬業の許可)か市町村からの委託が必要で、はればれはどちらも持っていないためです。ごみの行き先は出たごみの扱いでご説明しています。

よくあるご質問

Qゴミ屋敷にゴキブリが大量に出るのはなぜですか?
A

生ごみや食べ残しなどのエサが多く、積み上がった物やダンボールが隠れ場所になり、物が多くて掃除ができないためです。

Q先に駆除してから片付けたほうがいいですか?
A

物が多いままだと薬剤が奥まで届きにくいため、片付けで物を減らしてから駆除するほうが効きやすくなります。ただし虫が非常に多い場合は、先に専門の業者に相談してください。

Q大阪市に相談すれば、駆除してもらえますか?
A

大阪市は、区の保健福祉センターで防除方法の相談を受け付けていますが、駆除は土地や建物の所有者・管理者が行うもので、市は薬剤の配布や駆除は行っていないと案内しています。

Qゴミ屋敷は火事になりやすいのですか?
A

燃えやすい物が多く、コンセントまわりにほこりがたまりやすいため、トラッキング現象などによる火事の危険が高まります。物に隠れたコンセントのプラグを抜き、ほこりを取ってください。

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