はればれのご案内
部屋が汚いまま、引越しの見積もりや退去を迎えるとき
引越しの日は決まっているのに、
部屋が片付いていないときに。
公開日:2026年11月3日
部屋が汚くても、訪問見積もりは受けられることが多い
引越しの訪問見積もりは、部屋のきれいさを見に来るものではありません。運ぶ荷物の量と大きさ、建物の階数やエレベーターの有無、トラックを止める場所などを確かめて、トラックの大きさと作業する人数を決めるためのものです。
見積もりの方法は引越し業者ごとに違いますが、部屋が散らかっていることを理由に断られることは多くありません。ただし荷物の量が見えにくいと、見積もりの精度は下がります。恥ずかしいからといって見積もりを先延ばしにすると、希望の日に予約が取れなくなることもあります。
ただし、汚いままだと損をしやすい
| 起きやすいこと | 理由 |
|---|---|
| 見積もりが高くなる | 捨てる物と運ぶ物の区別がつかず、全部を運ぶ前提で荷物の量を見積もられる |
| 当日に追加料金がかかる | 見積もりのときに見えなかった物が、当日になって出てくる |
| 作業時間が延びる | 通路がふさがっていて、荷物を運び出すのに時間がかかる |
| 荷造りが間に合わない | 片付けと荷造りを同時にやろうとして、当日までに終わらない |
いちばん大きいのは、捨てる物まで運んでしまうことです。新居に運んでから捨てると、運ぶ費用と新居でのごみ出しの手間が二重にかかります。
見積もりの前に、ここまで片付ける
全部をきれいにする必要はありません。見積もりの前は、次の順番で「運ぶ量」が分かる状態を目指します。
- 1
明らかなごみを出す
空き缶、ペットボトル、生ごみ、古い雑誌など、迷わず捨てられる物から袋に入れます。
- 2
大きな「捨てる物」を決める
使っていない家具や家電など、新居に持っていかない大きな物を決めます。見積もりの担当者に「これは運ばない」と伝えられるようにします。
- 3
通路と玄関をあける
担当者が各部屋を見て回れるよう、玄関から部屋までの通り道をあけます。
- 4
見られたくない物は箱や収納へ
人に見られたくない物は、箱にまとめるか、クローゼットにしまいます。
大型の家具や家電を捨てるときは、市の粗大ごみの申込みが必要です。予約から収集まで日数がかかることがあるので、引越しの日が決まったら早めに申し込みます。エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は市のごみには出せません。
訪問なしで見積もる方法もある
どうしても部屋を見られたくないときは、訪問しない見積もりを受け付けている引越し業者もあります。
- 電話やインターネットで見積もる … 荷物の量や大きな家具を自分で伝えて見積もってもらう
- 写真や動画で見積もる … 部屋の写真や動画を送って見積もってもらう
- 荷物が少なければ単身向けのプラン … 決まった大きさの箱に入る分だけを運ぶ
ただし、自分で伝えた荷物の量と実際の量が違うと、当日に追加料金がかかったり、トラックに載りきらなかったりします。物が多い状態のまま訪問なしで見積もるときほど、先に「捨てる物」を減らしておくことが大切です。
ゴミ屋敷のような状態から引越すときの順番
床が見えないほど物がたまっている場合は、引越しの準備の前に、片付けの時間を別にとる必要があります。次の順番で進めると、引越しの当日に慌てずにすみます。
- 1
退去日・引越し日から逆算する
何日までに片付けを終え、何日に見積もりを受けるかを決めます。市の粗大ごみや臨時ごみの予約にかかる日数も見込みます。
- 2
先に片付けて、ごみを出す
運ぶ物と捨てる物を分け、ごみを市の制度や許可業者で出します。
- 3
見積もりを受ける
運ぶ物だけになった状態で見積もりを受けると、金額がぶれにくくなります。
- 4
荷造り・引越し
残った物を荷造りして運び出します。
- 5
退去前の掃除
物がなくなった部屋を掃除し、退去の立ち会いを迎えます。
堺市では、引越しなどで一時的に多く出たご家庭のごみは、市の臨時ごみ(有料)で収集されます。収集車が横付けできる場所までごみを出しておく必要があるので、その運び出しまでを片付けの予定に入れておきます。
出典:堺市「臨時ごみ(引越等の臨時に収集するごみ)」(2026年11月に確認)
賃貸の退去費用(原状回復)の考え方
賃貸の部屋を退去するときは、「原状回復」の費用がかかることがあります。国土交通省のガイドラインでは、原状回復とは、住んで使ううちに生じた建物の傷みのうち、借りた人の故意・過失や、注意して使う義務(善管注意義務)を怠ったこと、通常を超える使い方によって生じたものを元に戻すことだとして、その費用を借りた人の負担としています。
一方、年数がたって自然に古くなった分(経年変化)や、ふつうに住んでいて生じる損耗の修繕費用は、家賃に含まれるとされています。つまり、「借りたときの状態に戻す」ことではありません。
ガイドラインの参考資料には、ゴミ屋敷の状態で起きやすい傷みに近い例が挙がっています。実際の負担は、契約の内容・原因・経過年数などで変わる一般的な目安です。
| 借りた人の負担になりうる例・ならない例 | 参考資料での考え方 |
|---|---|
| 掃除を怠ったために、特別な清掃をしないと落ちないカビなどの汚れができた | 原状回復の費用を求められる可能性が高い |
| 飲み物をこぼしたまま放っておき、シミができた(フローリングのシミ・カビ) | こぼすこと自体は通常の生活の範囲だが、手入れを怠って広がったシミ・カビは借りた人の負担になることが多い |
| 使ったあとの手入れが悪く、台所にススや油がこびりついた | 通常の使い方による損耗を超えると判断されることが多い |
| 日の光による畳や壁紙の変色 | 年数がたって自然に生じるもの(経年変化)として、家賃に含まれる考え方 |
実際の負担は、契約書の内容と、建物や設備の経過年数によって変わります。ガイドラインは、借りた人の負担を考えるときに経過年数を考慮し、年数が多いほど負担の割合を減らす考え方をとっています。退去の費用に納得できないときは、ガイドラインを参考に貸主・管理会社と話し合い、まとまらないときは消費生活センター(消費者ホットライン「188」)に相談できます。
退去前に物を片付けて掃除しておくと、どこが傷んでいて、どこが自然に古くなっただけなのかが分かりやすくなり、話し合いがしやすくなります。
出典:国土交通省「『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』について」/国土交通省「『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』に関する参考資料」(2026年11月に確認)
引越し前の片付けをはればれに頼むとき
はればれは、引越しや退去の前の片付け(仕分け・分別・袋詰め・同じ敷地内の指定場所への搬出・簡単な掃除)を行います。荷物を新居へ運ぶ引越しの作業は、引越し業者へご依頼ください(同じ運営の引越しのひよりでも承ります)。
- お部屋の片付け・仕分け(残すもの・手放すものを一緒に確認)
- ごみの分別・袋詰め・梱包
- 室内から、同じ敷地内の指定場所までの搬出
- 片付けたあとの簡単な掃き掃除・拭き掃除
- ごみの出し先の段取り(市の制度のお申し込みのお手伝い/許可業者がいる市では、そのご紹介)
はればれは、ごみを車に積んで持ち帰ること(収集・運搬・処分)は行いません。他人の家庭のごみを仕事として集めて運ぶには、市町村の許可(一般廃棄物収集運搬業の許可)か市町村からの委託が必要で、はればれはどちらも持っていないためです。ごみの行き先は出たごみの扱いでご説明しています。
退去日など期限が決まっている場合は、その日付を最初にお伝えください。ごみの出し先の予約にかかる日数も含めて、間に合う進め方をご相談します。
よくあるご質問
Q引越しの訪問見積もりで、クローゼットの中まで見られますか?
収納の中の荷物の量を確かめるために、開けて見せてほしいと言われることがあります。見られたくない物は、箱にまとめるなどしておくと安心です。
Qゴミ屋敷の状態でも、引越し業者は見積もりに来てくれますか?
見積もり自体は受けられることが多いですが、ごみと荷物の区別がつかないと正確な金額が出ません。先にごみを出して、運ぶ物だけにしておくのがおすすめです。
Q退去の立ち会いまで時間がありません。
市の粗大ごみや臨時ごみは予約から収集まで日数がかかることがあります。まず退去日を伝えてご相談ください。間に合う範囲と順番を一緒に考えます。
Q退去費用で高額な請求をされたら?
国土交通省のガイドラインでは、自然に古くなった分やふつうに住んでいて生じる損耗は家賃に含まれるとされています。納得できないときは、契約書とガイドラインをもとに話し合い、消費者ホットライン「188」にも相談できます。
あわせて読みたい
「どうしよう」から、
話してみませんか。
まだ、何も決まっていなくても大丈夫です。
ご相談はフォームから受け付けています(運営:株式会社ビッグパートナーズ)。

